産業技術総合研究所
【よみ】さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうじょ
産業技術総合研究所は、日本の最大級の公的研究機関です。東京都千代田区と茨城県つくば市に本部があり、つくばセンターを除く全国8ヶ所にそれぞれ特徴ある研究を重点的に行う地域センターがあります。
「世界の持続的発展への貢献」「日本の経済社会の新たな可能性を切り開き、新しい産業技術を提案してゆくこと」を使命とし、産業技術分野における様々な研究開発を総合的に行う経済産業省所管の組織です。
近年では「グリーン・イノベーションの推進」を目標に、再生可能エネルギーの利用拡大や省エネルギー、資源の確保と有効利用、産業の環境負荷低減、様々な新技術やリスクの評価、安全の管理等を目指した技術開発が進められています。
環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報通信・エレクトロニクス、ナノテクノロジー・材料・製造、 計測・計量標準、地質という6つの分野の研究を行っており、研究成果は特許や著作権等の知的財産権として社会や企業に技術移転される仕組みであることから、間接的でありながらも日本の産業を支えるための大きな発展に貢献している機関であるとも言えます。 また、その実用化や、革新的な技術シーズを事業化に繋げるための橋渡しとして注力しています。