Alternating current
交流
【よみ】こうりゅう
交流とは、交番電流の略で、時間とともに周期的に向きが変化する電流を示すことをいいます。
私たちが身近に使っている電気は、直流と交流の二種類に分類されます。乾電池やACアダプターから直接流れる電気は直流で、常に電圧が一定です。それに対して、交流は一定の周期で大きさとプラスマイナスが変化する電気になります。
家庭内を流れる電気は全て100Vか200Vの交流ですが、この交流のままでは電気製品を使用することはできません。多くの電気製品は、電源内部に設けられた回路やACアダプターなどを介して交流を直流に変換することで稼働できるようになります。 ただ、変換する際に電力ロスが大きく生じてしまいます。
その変換ロスを減らすためにも、直流で送電出来たら良いのですが、実際、難しいのが現状です。 発電所から需要家の元へ電気を届けるまでに、発電所から変電所、変電所から需要家近隣までに何度も変圧を行う必要があるので、電気に汎用性を持たせられる交流が送電に利用されています。