パワーコンディショナ変換効率
【よみ】ぱわーこんでぃしょなへんかんこうりつ
パワーコンディショナ変換効率とは、入力された電力量に対して実際に変換できた電力量の比率のことをいいます。
太陽光発電システムの設置を計画するにあたって、各メーカーのパワーコンディショナの性能を比べる際に、最も重要となるのがこの変換効率となります。太陽光パネルの方に重視していまいがちですが、いくら性能の良い太陽光パネルを用いたところで、パワーコンディショナの性能が悪ければ何の意味もありません。
直流電力を交流電力に変換する時に、必ずロスが出ます。例えば、変換効率96パーセントのパワーコンディショナでは、入力された直流電力のうち4パーセントが変換により失うことになります。このロスが少ないほどパワーコンディショナの電力変換効率が高く、性能が良いといえます。 買取期間である10年~20年間のこの4パーセントの蓄積が、今後の事業収支に大きな違いが現れることは間違いないでしょう。
住宅用の太陽光発電システムでは太陽電池モジュールとパワーコンディショナを同じメーカーで揃えるのが一般的ですが、太陽電池モジュールとパワーコンディショナを別のメーカーにすることも可能です。しかし、太陽電池モジュールの種類によって適するパワーコンディショナも異なるので、変換効率だけにこだわらず、仕様書などで最大定格出力や回路数、絶縁方式や対応している太陽電池モジュールについて確認するようにしましょう。