寄棟屋根
【よみ】よせむねやね
寄棟屋根とは、屋根に4つの面があり、それぞれが4方向に流れている形式の屋根のことを言います。
三角形の面が2枚、台形の面が2枚の計4枚で構成されています。 日本では切妻屋根の次に多く用いられており、周囲の家の日照権を確保しやすいことから首都圏など住宅が密集している所で良く用いられる傾向があります。
4方向に屋根の面があるため、発電効率が一番高い南向きの面が必ず存在していることが寄棟屋根のメリットとなりますが、 1面ずつの屋根の面積が小さいため、多くの太陽光パネルを設置することが難しいといったデメリットがあります。
また、住宅によっては寄棟屋根が重なり合ったような複雑な屋根構造のものもあり、季節によって思いがけない影などができる可能性があるため、 そのような造の屋根では予め施工業者に実際に来てもらい、発電シミュレーションをしてもらうことも大切です。
寄棟屋根に設置する場合は発電効率の良い太陽光パネルを選択して東西面にも設置することで、 ある程度の発電量を確保するといった手立てが有効となります。 メーカーによっては、太陽光パネルの形状が長方形や正方形だけでなく、三角形など寄棟屋根に特化した製品を販売しているメーカーもあるので、 少しでも効率良く太陽光パネルを設置したいという方は、各パネルメーカーのラインナップをみておくのも良いかも知れません。