日射量
【よみ】にっしゃりょう
日射量とは、太陽からの放射エネルギー量を測定したものになります。
太陽光発電システムが太陽の光を受けて発電するという仕組みになっているので、日射量は直接発電量に影響する要素になります。 日射量が見込めない地域に太陽光発電システムを設置する場合、たとえ性能の良いシステムでも、あまり多くの発電量は見込めません。
そのため、太陽光発電システムを導入する場合は、近辺に高層建築物樹木などの受光障害がないか、 太陽光パネルを設置する向きはどの方角すべきかといったことを予め調べておく必要があります。
太陽光発電システムを導入するにあたって、お住まいの地域における日射量が分かっているのであれば、想定発電量は、「日射量 × 損失係数 × システム容量 ÷ 1」の計算式で求めることができます。なので、この計算式を利用して概ねの発電量がどのくらいなのかを確認してみるのもよいでしょう。
日射条件が良いとそれだけ多くの発電量の期待ができるので、導入費用の回収期間が短くなりますが、年間を通して晴れ間が少なく、降水量の多い地域の場合、 太陽光発電システムの設置は可能ですが、導入費用の回収期間が通常よりも長くなってしまうことを念頭に、検討しなければなりません。