Shed roof
片流れ屋根
【よみ】かたながれやね
片流れ屋根とは、屋根面が一方向に流れている形状の屋根をいいます。
片流れ屋根は、デザインが良く、窓面積を大きくできること等から、近年の新築住宅に多く見られます。外観上の他、構造がとてもシンプルで、他の屋根形式と比べるとコスト削減や工期を短縮できるという点も支持されています。
ただ、壁面の面積が大きくなることから、外壁の汚れ・損傷が付きやすくなる、強度が他の屋根形式よりも劣ってしまうといった欠点があります。
こういった欠点を考慮せずに片流れ屋根に太陽光発電システムを設置するとした場合、屋根全体に太陽光パネルを設置できるので、最も適した形式になるといえます。
ただ、屋根の向いている方角が北向きに傾斜している場合、発電量が少ない他、近隣住民への光害となることもあるので、設置できない可能性もあります。また、屋根勾配が十分でなければ雨などが流れにくく漏水のリスクがあることから、施工店やメーカーが施行不可と規定していることもあるので設置を検討する場合、あらかじめ確認することが必要と言えるでしょう。
