Syndicated Loan
シンジケート・ローン
【よみ】しんじけーと・ろーん
シンジケート・ローンとは、複数の金融機関がシンジケート団を組織し、融資を行う資金調達方法の一つです。
銀行等が企業等に貸し出しを行うという意味では、伝統的な融資と変わりはありません。ただし、複数の金融機関が同一の契約書、同一の条件で融資を行うので、金利等の条件が市場原理に基づいて決定され、同一条件での融資のため、事後的な債権の売買が容易になるといった特徴を持ちます。
借入人には、社債に比べると自由に条件や返済のスケジュールの設定出来ること、事務負担が少なくなること、取引条件を統一できるというメリットがあります。一方、金融機関には、貸し倒れのリスクを小さくすることが出来るというメリットがあります。
メガソーラー等といった大規模な太陽光発電事業向けにも積極的にされており、近年では、採算性が約束されていることもあり、規模によっては100億円以上をシンジケート・ローンで調達する案件も見受けられています。