UPS(無停電電源装置)
【よみ】むていでんでんげんそうちUPS(無停電電源装置)とは、一般的に通常の商用電源(家庭用の100V交流電源等)に接続して給電を受け、 入力電源が途絶えても一定時間、同じ規格の電力で停電することなく外部に電力を供給し続ける電源装置のことをいいます。
UPSは、データーセンターや医療施設、金融機関などのシステムが一瞬たりとも電圧低下・停電によって運用が止まってしまう事が許されない設備や、 想定外の電源トラブルや電力系統の事故などの原因による停電から守る役割を果たしてくれます。
非常用として使われるだけではなく、省エネや電力需給のピークシフトを実現するものとしても注目を集めており、 今後導入することで社会的にも意義がある機器として扱われることでしょう。
蓄電池とUPSの違いは、主に電気をどのように処理するかで現れます。 蓄電池は直流電気を貯めるだけの製品ですが、UPSはそれに加えてインバーターを用いることで交流電気を供給することが可能になるので、 蓄電池はUPSの一構成要素であり、UPSは蓄電池を利用した電源機器であることが言えます。