時間帯別電灯契約
【よみ】じかんたいべつでんとうけいやく
時間帯別電灯契約とは、電気の使用量を昼間と夜間に分けて計算するシステムのことです。 電力会社によっては、夜間電力メニューや深夜電力メニューとも言います。
時間帯別に購入電力の料金単価を設定することにより、電力需要の少ない時間帯に電力を使用するように促し、発電所や電力設備のより効率的な利用を図るために設けられている電力メニューです。
電力会社によって細かな内容は異なりますが、電力需要が高まる日中の料金単価は割高に、余裕のある夜間の料金単価は割安になっています。多くのプランでは、夜間の料金単価が日中と比べて約1/2~1/3程度に設定されています。
このプランを利用することにより、「洗濯機食洗機といった電力を多く消費する機器は夜間に使用する」 「日中は蓄電池に貯めた電力を利用し夜間は蓄電池に充電する」といった様々な工夫ができ、やりくりが出来るようになります。
ただし、誰もが得をするというわけではありません。一般的にはオール電化住宅にお住まいの方、 蓄電システムや電気自動車を保有している方などが最も大きな恩恵を受けられるでしょう。
家族構成やライフスタイルによっては、却って電気料金が高くなるといったことも起こりえます。そうならない為にも、予めシミュレーションし削減効果などを考えてから検討するべきだと言えます。