Hot spot
ホットスポット
【よみ】ほっとすぽっと
ホットスポットとは、太陽光パネルの内部に何らかの原因によって抵抗が発生し、局所的に高温になる部分をいいます。 太陽光パネルは、セルとセルを直列で接続することによって電圧と電流を一定に得ることが出来るので、セルの一部に長期間に亘って影が出来てしまったり、ハンダ不良などによって電流が流れない場合、その部分が抵抗となってしまい熱が発生してしまいます。
ホットスポットの存在に長期間気付かないでいると、発電量が大きく減少したり、太陽光パネルの故障、 最悪の場合発火などといった事故につながることもあります。 雨でなかなか汚れが流れ落ちない場合は、可能な範囲でしっかりと洗い流すようにしましょう。
近年、出荷前検査の方法が確立されたこともあって、ホットスポットがあまり見受けられないようになりました。 また、最近の製品では、万が一ホットスポットが発生した場合でも、「バイパスダイオード」と呼ばれるセルを迂回するものを太陽光パネルに設け、予めリスクを軽減することに成功しています。
ただ、いくつかのセルをバイパスさせたので、出力も小さくなっています。発電量の低下が長期化している場合には業者などに見てもらうほうが良いでしょう。
