垂木
【よみ】たるき
垂木とは、屋根の一番高い箇所である棟木から桁かけて、斜めに取り付けられ、野地板を支えるための下地となる部材のことです。
木造住宅などにおいて、屋根の最初の下地となるので、丈夫な屋根を完成させるためには、垂木がしっかりと棟木、母屋、桁に固定されていなければならない為、重要な部材になります。
太陽光パネルの施工方法は、それぞれのメーカーによって指定されています。 多くのメーカーは野地板固定を推奨していますが、京セラ、三菱、ソーラーフロンティアの三社は垂木固定を推奨しています。
どちらがよいかと言うのは一概には言えませんが、野地板固定よりも垂木固定の方がしっかり固定されると言われています。 太陽光発電の設置を計画する際、製品だけはなく施工方法なども踏まえて検討してみても良いでしょう。
太陽光パネルの重量は平均して15kg程度です。 250Wのパネルを用い最大出力6kWのシステムを組む場合、計360kgのパネルを乗せることになりますが、 よっぽど屋根の老朽化が進んでいない限りこのくらいの重量で壊れることはありません。
ただし、築年数が長い建物のカラーベスト屋根などは注意が必要になります。 雨漏りによって下地材が大きく痛んでしまう可能性があります。