再生可能エネルギー
【よみ】さいせいかのうえねるぎー
再生可能エネルギーとは、化石燃料や原子力とは違い、自然界のサイクルによって利用する以上の速度で補充されるエネルギーのことをいいます。
再生可能エネルギーとして挙げられるのは、法律で「エネルギー源として永続的に利用することができると認められるもの」として主に太陽光や風力・水力・地熱・バイオマス等があり、資源が枯渇せず繰り返し使え、発電時や熱利用時に地球温暖化の原因となる温室効果ガスをほとんど排出しないエネルギーです。(ただし、設備の製造・廃棄時には排出を伴う。)
現在、地球温暖化や化石燃料の枯渇、原子力発電の安全性などが問題視されており、エネルギーの安定供給と確保は世界的に重要な課題として挙げられています。その対策として「新たな利点を有するエネルギー源等」として普及が推進されています。
また、2012年7月から再生可能エネルギーの固定価格買取制度が開始され、再生可能エネルギーの大幅な導入拡大を進めています。固定価格買取制度の導入により、投資回収の見込みが安定化したことで企業の参入が相次いでいます。
我が国では、政府が再生可能エネルギーへ重点を置くエネルギー政策を打ち出し、 再生可能エネルギーに関する制度の整備や規制緩和が進められたため、この数年で太陽光発電を始めとする再生可能エネルギー設備が急速に普及することになりました。