スマートグリッド
【よみ】すまーとぐりっど
スマートグリッドとは、電力系統にITやエレクトロニクスといった先端技術を活用した電力系統のことを指します。
世界的に注目を集めることになったのは、米国がグリーン・ニューディール政策の柱として打ち出したことがきっかけでした。
れを実現するための技術要素として、通信機能を持った電気メーターであるスマートメーターと、 エネルギー利用の監視・機器の制御を行うエネルギーマネジメントシステム(EMS)があります。
スマートメーターは、電力ロスや故障箇所を早期に発見することが可能なので、早急な収益性の向上、電気料金の抑制といった効果を見込むことができます。
日本国内においても、電力会社10社が本格的な導入に向けて取り組みを進めています。
エネルギーマネジメントシステムは、家庭内のエネルギー利用状況を監視し、効率的な電気製品の利用を実現する事が可能となります。
近年普及が進んでいる太陽光発電システムや燃料電池、蓄電池と連携することができ、 今後は新築住宅などを中心に普及が進むだろうとされています。
スマートグリッドは、系統上の電力ロスを大きく低減し、エネルギー利用効率の向上を図る抗堪性に優れたインフラを軸に、強いコミュニティを構築するものとして、さらに今後期待は膨らんでいくでしょう。