故障・不具合のケース紹介
太陽光発電システムの故障や不具合には、いろいろなケースが想定されます。 完全に発電しなくなったというのであればわかりやすいのですが、少し発電量が落ちた程度の不具合など特定が難しい場合もあります。
太陽光発電システムの中で、もっとも故障が多いのがパワーコンディショナです。 住宅用、産業用に限らず、太陽光パネルよりもその他の機器類の方が圧倒的に故障の確率は高く、復旧するまでに時間を要してしまいます。
太陽光パネルは一般的にメンテナンスフリーといわれ、メーカーによっては25年などの出力保証を設けているところもあります。 したがって、その他の機器と比べて不具合が発生しにくい製品であることは確かですが、太陽光パネルならではの故障や不具合もあり、原因を特定するのに入念な点検が必要なケースもあります。
ここでは太陽光発電システムの故障、不具合、トラブルについて、実際に寄せられた事例をもとにご紹介していきます。
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パワーコンディショナが動いていない
住宅用太陽光発電システムのパワーコンディショナが動作しなくなった場合、パワーコンディショナに抑制がかかっていることが原因となっているケースが非常に多いです。 近所で新たに太陽光発電システムを設置した家庭がある場合によく見られますので、注意が必要です。 また、パワーコンディショナの故障については、メーカーが10年保証を設けていることが多く、期間内であれば無償で修理・交換を依頼することが可能となっています。
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停電の影響でパワーコンディショナが停止していた
太陽光発電システムが接続している系統エリアで停電が起きた際、その影響でパワーコンディショナが停止することがあります。 遠隔監視システムなどを導入せず、リアルタイムでの発電量データが取れない場合、この事態を見逃してしまうことがあります。
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太陽光パネルが破損している
野立て発電やメガソーラーなどのフィールド設置で多く見られる太陽光パネルの破損。 低い位置で野ざらしにされているため、台風が起こる時期には飛来物、飛石などで割れてしまうこともあります。 また全国的には、落雷によって破損した事例も見られています。
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ケーブルの損傷、外れ
ケーブルが外れた、あるいは損傷したという不具合は、台風などの自然災害を受けて起きることが多いです。 特に住宅用太陽光発電システムにおいて、家の壁や屋根に取り付けられた配線が暴風雨によって外れてしまったという事例が多数寄せられています。
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ホットスポット
ホットスポットは、太陽光パネルに付着した鳥の糞などによって一部分が発熱し、損傷を招くケース。 こちらもカラーモニタや遠隔監視システムによって日々の発電量を把握できていなければ、そのまま見過ごしてしまうことが多い現象です。 発電量が低下するだけでなく、最悪の場合は火災の原因にもなりますので、注意が必要です。
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雨漏り
強い台風などの影響により、強引に風雨が入りこむなどして雨漏りになってしまうケース。 施工保証に加入していれば、太陽光発電の施工が原因で雨漏りになった場合に限り、修繕してもらえます。 全国的にも非常に多い不具合事例となっています。